日本では新しい物の方が良いという価値観が根強い社会です。実際、まだ使う事のできるものがたくさん捨てられています。
　これは住宅に関しても同じ事が言えます。50年、100年は平気で持つ家を壊し、20年、30年しか持たない家を建てている事も少なくはありません。
　欧米では100年、200年経つ家に平気で住んでいますし、そういった家をとても大事にしています。

　これからは住宅の在り方についても考えていかなくてはいけない時代です。古びてきたから、見栄えが悪くなってきたから、壊して建て替えていたのではすぐにゴミで溢れかえってしまいます。環境を守る為に、廃材を少しでも少なくする為に古い物を利用しつつ、さらに価値のあるものに造り替えていくよう努力していきます。